初アルバイトは高校生の夏休みにホテルの清掃員

初めてのアルバイトは、高校生の頃の夏休みに経験したホテルの清掃員です。
地元が観光地でもあり、シーズンになると同級生や先輩たちも多くアルバイトをしていました。片道2キロの道を歩いて通っていました。
親の手伝いをしたことはあってもお給料をもらう仕事は初めてで、おろおろしながらやっていたのを覚えています。アルバイトをまとめていた主任はちょっとチャライ感じの大学生でした。
主任に失敗をしては毎日のように怒られていました。
アルバイト最後の日、お客さんが、「出かけている間部屋の掃除をしてほしい」と言われ、主任が「ニヒャクゴウ掃除してきて」と私に支持しました。
いつも掃除が遅いと言われていた私は、急いで掃除道具を抱えて部屋に行きました。するとまだお客様が部屋にいました。


「掃除させていただきます」と声をかけると、なんとなくお客様が変な顔をしていたのですが「御苦労様」と言われ、そのままゴミを集めたりしていると、お客様がなかなか出かけません。ベットメイクや掃除機をかけるのもはばかられ、「また来ます」と声をかけて、出かけるのを見計らってもう一度掃除しようと、そのまま洗濯場のほうの仕事をしに階下へ降りました。
1時間程てって部屋に行くとまだいたので、暑いので今日は出かけるのをやめたのかなと思い主任に報告しようと探しましたがあいにく出かけていました。
退勤時間になって主任から呼び出され、「なんで掃除していないんだ!」とカンカンです。お客様が在室でできなかったというと「嘘をつくな」と言われ、頭はちんぷんかんぷんです。
お客さんは確かに出かけたと言うのです。想像力の豊かな10代、部屋にいたのは、幻か真夏の幽霊かと本気で思い鳥肌が立てながら帰りました。
しかしあとあとよく聞くと主任がいったのは「205号室」の事だったのです。私がいったのは「200号室」で勘違い、主任に改めて自分の勘違いを話す気力もなくそのままバイトも終わりました。
それにしても200番台の部屋というのは、2階の部屋という意味で部屋番号は201番からはじまっていることが大人になってわかりました。
あの時本当に200号室があったのだろうか?そのホテルはとっくに潰れていて調べるすべもありませんが。